NBAスターPGアービング、ネッツからマーベリックスへトレード正式発表 ドンチッチとリーグ屈指のコンビ結成

 渡辺雄太が所属するネッツとマーベリックスの間でトレードが成立し、ネッツはエースガードのカイリー・アービングと控えPFのマーキーフ・モリスを引き換えにポイントガードのスペンサー・ディンウィディーとドリアン・フィニースミスの主力2選手と、29年のドラフト1巡目指名権と27年と29年のドラフト2巡目指名権を獲得した。6日(日本時間7日)、両チームが発表した。

 19日のオールスター戦にはスタメンで自身9度目の出場が決まっているアービングは人気と実力を兼ね備えたリーグ屈指のポイントガード。今季はここまで全40試合にスタメン出場し、チーム2位の1試合平均27・1得点、5・3アシストをマーク。東カンファレンス4位と好調のチームの原動力となっているが、その一方で契約延長交渉が決裂し、移籍を要求していたと報じられ、9日(同10日)のトレード期限を前にその去就が注目されていた。

 ネッツはアービングに代わるポイントガードとして1試合平均17・7得点の司令塔ディンウィディーと、先発PFだったフィニースミスを加えた。マーベリックスは西カンファレンス6位でプレーオフ圏内。チームにはリーグ2位の平均33・4得点を誇るドンチッチが所属しており、ともに得点が持ち味の2人が生み出す化学反応に期待が高まっている。

 アービングをめぐっては水面下でレーカーズやサンズ、クリッパーズなど、複数チームが獲得に動いており、サンズはトレード要員としてクリス・ポールとジョー・クラウダーを準備していたと伝えられていた。

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