小野寺吟雲「宇宙でスケボーしたい」 男子ストリート史上最年少メダル引っ提げ凱旋帰国
スケートボードの日本選手団が7日、24年パリ五輪の予選対象大会第2戦を兼ねた世界選手権を終えて成田空港に帰国した。男子ストリートで史上最年少表彰台となる3位に輝いた12歳の小野寺吟雲(ぎんう)は「自分の決めたいトリック(技)を決められて、3位になれてうれしかった」と笑顔を見せた。
7歳で本格的に滑り始め、8歳で世界的デッキブランドの「JART」と契約し、昨年の日本選手権では史上最年少優勝を果たした超新星。世界選手権では146センチの自身よりも遥かに大きい海外の選手を相手にオリジナルのトリックで圧倒。日本代表の早川大輔コーチは「スケートボード界のちょっと未来にいる。もっと先に行ってほしい」と絶賛した。
時差ぼけで目をこすりながらも、背筋をピンと伸ばし集まった報道陣の質問に答えた。「帰ったらすぐに寝ます。ワンタンスープが食べたいです」。今後の目標には「宇宙に行ってスケボーがしたい」と意気込みを語った。