島田高志郎はSP10位発進 4回転回避の連続ジャンプでミスも「選択に満足」
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(9日、コロラドスプリングズ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、22年全日本選手権2位の島田高志郎(21)=木下グループ=は74・06点で10位だった。
島田は冒頭の4回転サルコーを着氷したが、回転不足の判定となった。続く3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプは、2回転ルッツ-2回転トーループになるミスがあった。最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は決めた。演技が終わると、悔しそうに右手で頭をぽんとたたいた。
島田は「2本目のミスは跳ぶ前にいろいろ考えすぎてしまった。やってはいけないミスをやってしまったと。意外と冷静にはいたので、最後のアクセルで立て直すことはできた」と苦笑いで振り返った。
2本目のジャンプは当初、4回転トーループ-3回転トーループの予定だった。だが、朝の公式練習の調子を見て、ステファン・ランビエルコーチと相談し、回避することを決定。そのため、演技後はステファンコーチに「ごめんね」と言われたが、「僕は楽しんで滑ることがきでたよ」と返答。「ステファンコーチとの選択には満足しています」とうなずいた。
11日のフリーへは、「ベストな状態で臨んで、さらにショートより良い演技ができるように頑張りたい」と意気込んだ。
男子SPは前回3位の三浦佳生(17)=オリエンタルバイオ・目黒日大高=が91・90点で首位発進。22年全日本選手権4位の佐藤駿(19)=明大=は80・81点で6位だった。