“りくりゅう”が71・19点でSP首位発進 高地会場でも「しっかり呼吸できた」 四大陸選手権
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(10日、コロラドスプリングズ)
ペアショートプログラム(SP)が行われ、今季のグランプリ(GP)ファイナルを制した“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が71・19点で首位発進した。
3回転トーループで三浦が転倒したが、後の演技はまとめた。木原は「ベストなパフォーマンスはできなかったんですけど、しっかりとレベルはとれていたのでそこは良かった」とうなずいた。
今大会は標高1800メートルの高地で開催されている。木原は「もっと空気が薄くて呼吸が止まるのかなと思っていた。プログラムの最中もしっかり呼吸ができた」と振り返り、「後は気持ちの問題。空気があると考えてやれば問題ないかな」と見据えた。
昨年12月の全日本選手権には、会場に向かう飛行機でロストバゲッジに遭い、出場できなかった。三浦は「すごく残念な気持ちが大きかったんですけど、2週間ほど日本に帰国できて休めることができたので良かった」と前向きだ。
上位3組での記者会見で、木原は「結成した最初のシーズンの四大陸選手権に初めて出場した時に、『いつかプレスカンファレンス(記者会見)に来れたらいいね』と話していた。今日実現できたのですごくうれしく思う」と笑顔を見せた。「もちろんまたあしたも戻ってこられるように頑張りたい」と、11日のフリーへ意気込んだ。