“かなだい”村元哉中がステップで転倒「本当にやってしまった」 前回2位もRD64・59点で7位発進
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(10日、コロラドスプリングズ)
アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、前回2位で3月の世界選手権(さいたま市)代表の村元哉中(29)、高橋大輔(36)組=関大KFSC=は64・59点で7位発進した。村元が演技後半のステップで転倒するアクシデントがあり、自己ベストの79・56点には届かなかった。
演技を終えると村元は高橋に謝る仕草を見せた。演技後半のステップでまさかの転倒。すぐに立ち上がったが、大きなミスとなり、採点を待つキスアンドクライに移動する際には頭を抱えた。
村元は「本当にやってしまった。自分でもやったことがないミスだったのでちょっとまだ頭の中がぽかーんとしている」と振り返った。「すごくいい練習が積めて自信を持って現地に入ったので、ちょっと本当にすみませんというか悔しいですけど。自分なりに攻めた結果ではあるのかなとも感じている。勉強になりました」と言い聞かせた。
昨年12月の全日本選手権でもフリーダンス(FD)の「オペラ座の怪人」で最後のリフトで高橋が転倒していた。今大会のFDはリフトを変更するという。標高1800メートルの高地での試合となっただけに、「やっぱり本番、リズムを通してやるといつもと違う疲れの感じがあった」と高橋。12日のFDへ、村元は「とにかく練習してきたので自信を持って滑りきりたい。絶対きついのは覚悟している」と意気込んだ。
22年北京五輪代表の小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)が66・72点で6位発進した。