“りくりゅう”三浦璃来、木原龍一組が日本勢ペア初V「皆さんの声が足を動かしてくれた」四大陸選手権

 ペアで日本勢初の優勝を果たした三浦璃来(手前)、木原龍一組(Christian Murdock/The Gazette提供・AP=共同)
 フリーの演技後に笑顔を見せる三浦璃来(左)、木原龍一組
 演技する三浦璃来(左)、木原龍一組(USAトゥデー・ロイター=共同)
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 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(11日、コロラドスプリングズ)

 ペアフリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位で今季のグランプリ(GP)ファイナルを制した“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)がフリー137・05点、合計208・24点で日本勢初優勝を果たした。

 最終滑走で登場した“りくりゅう”は、演技が終わると、2人で氷に倒れ込んだ。標高1800メートルの高地での試合。酸素も薄く、息が上がってなかなか起き上がれない木原を三浦が助け起こした。

 試合後の場内インタビューで、木原は「本当にきつかったんですけど、皆さんの声が僕たちの足を動かしてくれた。本当にみなさんに感謝してます。本当にありがとうございました」と感謝しきりだった。

 三浦は20年大会の8位を振り返りながら、「そこからどれだけ私たちが成長できるかなと挑戦の試合だった。自分たちのやるべきことをできた」と笑顔。「ショートの方が私たちすごく緊張していて、コーチが緊張しすぎはよくないと言ってくれた。フリーは試合前、ウオーミングアップ中から楽しむようにしていた。プレッシャーは感じないようにしていた」と、自然体での演技だった。

 昨季は北京五輪のペアで日本勢初入賞となる7位に入り、団体銅メダルを獲得。世界選手権で日本勢過去最高の銀メダルを獲得するなど躍進した。今季もGPファイナルを日本勢初制覇。ペアの歴史を次々と塗り替えてきた2人が、新たな歴史をつくった。

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