美誠不在も、早田ひな貫禄2勝で決めた!女の子ファンの「大好き」エールに発奮「試合前から泣きそうに」
「卓球・Tリーグ、日本生命3-2神奈川」(12日、カルッツかわさき)
女子で4位の日本生命が、首位の神奈川に3-2で勝利した。全日本選手権3冠の早田ひな(22)が、第2試合で長崎美柚(20)にストレート勝ちすると、2-2で迎えた1ゲーム先取のビクトリーマッチにも登場し、全日本選手権準優勝の木原美悠(18)を下すなど2勝を挙げる大活躍。海外遠征中の伊藤美誠(スターツ)が不在の状況で大きな勝利をつかみ、残り3試合でのプレーオフ進出(3位以上)に望みをつないだ。
第1試合のダブルスを落とした後、第2試合はエース早田が取り返し、第3試合は森さくら(26)が東京五輪代表の平野美宇(22)から3-0で殊勲星。第4試合は相手の14歳・張本美和に取られたものの、ビクトリーマッチでは再び早田が女王の貫禄を見せつけ、勝利に導くと力強くガッツポーズした。
コート上でのインタビューでは「伊藤選手がヨルダンに行っていていないので、私がビクトリーマッチに出ることは決まっていたので、2-2で回ってくる準備をして臨んだ。応援の後押しでしっかり勝つことができて、自分の役割を果たすことができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
また、試合前にはファンと話す機会があり、女の子がそれぞれ静岡、長野から川崎市の会場まで足を運んでくれたことを聞いて感動したという。「2人の女の子に『大好き』と言われて、試合前から泣きそうだった。期待に応えられるように(プレーした)」と明かし、「勝っても負けても(これが)早田ひなというプレーを今後もできるようにしたい」と使命感を燃やしていた。