小林陵侑 2位で通算50度目表彰台 約8千人の観客を沸かせ「面白かった」
「ノルディックスキー・ジャンプW杯男子・個人第21戦」(11日、レークプラシッド)
小林陵侑(26)=土屋ホーム=が136メートル、114メートルの合計256・0点で2戦連続の2位に入り、今季5度目、通算50度目の表彰台に立った。同会場で行われた2人一組で争う団体第2戦では、小林陵と中村直幹(フライングラボラトリー)が組んだ日本が合計776・7点で3位に入った。個人第21戦はアンドレアス・ウェリンガー(ドイツ)が129メートル、125・5メートルの264・5点で5季ぶりに優勝し、通算4勝目を挙げた。団体第2戦はポーランドが800・8点で制した。
19年ぶりにジャンプのW杯が開催された米国で、小林陵は個人、団体ともに好飛躍を繰り出して表彰台を確保。約8千人の観客を沸かせ「面白かった」とほほえんだ。個人戦の見せ場は1回目。ヒルサイズを8メートルも越える大ジャンプで首位に立った。2回目は逆に不利な追い風を強く受け、逆転を許したものの「どうにかあそこまで伸ばせて良かった。2回とも内容はすごくいい」と節目となる通算50度目の表彰台を誇った。