プルシェンコ氏が激怒 教え子の採点に不満爆発「正義はどこにある?」選手の国籍変更も示唆「必要とされる場所に行く」

 フィギュアスケートの06年トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏が17日、国内ジュニア大会での自身の教え子へのジャッジに不満を示した、と複数のロシアメディアが報じた。

 大会はロシアのジュニア選手権で、プルシェンコのクラブに所属するヴェロニカ・ジリナがフリーで3本の4回転ジャンプを決めて2位、ソフィア・チトワが4位に入った。「スポルトエクスプレス」によると、プルシェンコ氏は試合後「何らかの理由で私のアスリートにははるかに低いポイントが与えられている。私は審判や連盟の人間と話してこう言った。『なぜ我々の選手を厳しく裁くのか?みんな同じように採点してくれ』と。偏見か?正義はどこにある?」と激怒。「今、選手本人、両親と話したが、おそらく多くの選手が他の国にいくだろう。私は疲れた。連盟が私のアスリートを必要としないなら、我々は必要とされる場所に行く」と、国外移籍、国籍変更の可能性を口にしたという。

 かつて銀メダルに終わったバンクーバー五輪の際に、4回転を跳ばなかった金メダリストを揶揄し「五輪王者が4回転を跳ばないなら、アイスダンスに名前を変えなければならない」と語ったこともあるプルシェンコ氏。高難度の構成をこなす教え子への低評価に我慢が限界に達した模様だ。

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