「ブレイクダンス・全日本選手権」（１９日、代々木第二体育館）

　決勝が行われ、女子は福島あゆみ（ＡＹＵＭＩ、３９）が、世界選手権女王の湯浅亜実（ＡＭＩ、２４）を破り、２連覇を飾った。

　新旧世界選手権女王対決を制した。２１年女王の福島が、２２年女王の湯浅を撃破。連覇を果たし「アミーゴ（湯浅）がうますぎて対戦するのが嫌やなっていっつも思う。一緒に切磋琢磨（せっさたくま）できて、めちゃくちゃリスペクトしている。ここまで踊れたことがうれしい」と感極まって涙を流した。

　３９歳の福島は２１歳の時、姉の影響で競技を開始。「最初は留学から帰って来てちょっと痩せようかなみたいな」という理由だったが、その魅力にのめり込み、世界トップレベルのダンサーにまで上り詰めた。

　パリ五輪を具体的な目標に設定しているわけではない。だが「自分がしっかり楽しく踊って、それがつながったらいいなと思う。一個一個頑張ってその先にパリがあったら」と目を輝かせた。