驚異シュート成功率100%記録の河村勇輝「思い切って打った結果」 W杯へPG争い激戦も「切磋琢磨して」

 「バスケットボール男子・W杯アジア2次予選、日本96-61イラン」(23日、高崎アリーナ)

 W杯アジア2次予選が行われ、FIBAランク38位の日本は同20位の強豪イランを撃破。PG河村勇輝(21)=横浜BC=は16分17秒間プレー。NBA一流シューターでも2点が50%、3点が40%を超えれば素晴らしいと言われている中で、3点シュート3本、2点シュート3本の計6本を全て沈め、成功率100%を記録。計15得点で勝利に貢献し、「思い切って打った結果」と、汗を拭った。

 また第2Q7分過ぎには針の穴を通すような鋭いパスで、この日デビューした米国出身のジョシュ・ホーキンソン(信州)のダンクシュートを演出し、司令塔として4アシストをマーク。河村は「ジョシュは本当に素晴らしい選手。僕がクリエイトしてジョシュがうまく合わせてくれたりする。まだ短い期間ではありますけど、少しずつバスケットの連係はうまくいってるんじゃないかな」と、手応えを語った。

 W杯本大会は日本(沖縄)、フィリピン、インドネシアで8月25日に開幕する。日本は開催国枠として出場権をすでに獲得しているが、河村、21年東京五輪代表の富樫勇樹(千葉)、テーブス海(滋賀)とポイントガードのポジションは激戦区。河村は「Bリーグでの1試合1試合がアピールの場。代表戦でのタイムシェアも大事ですけど、切磋琢磨していかないといけない。でも今の3人はいい関係が築けて、練習でも試合でもいいコミュニケーションが取れている」と話した。

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