琴ノ若が高安と充実23番 “自然体”で大関とり起点構築にも意欲「土台を作っていきたい」

 高安(左)にぶつかる琴ノ若
 高安(背中)と申し合いをする琴ノ若
 高安(右)と熱のこもった三番稽古をする琴ノ若
3枚

 大相撲の小結琴ノ若(佐渡ケ獄)が24日、千葉県松戸市の同部屋で、出稽古に来た関脇高安(田子ノ浦)と充実の三番稽古(同じ相手と続けてとる)をこなした。23番で12勝11敗。馬力自慢の元大関にも圧力負けせず「押し負けないで攻められた相撲もあった」と納得の表情を見せた。

 新小結だった初場所は、4連敗スタートから巻き返して勝ち越し。「攻めは良くなった。土俵際の詰めだったりで(星を)落としていた。ちょっとしたことを整えて、シンプルにやっていけばいい」と内容に手応えを感じている。

 春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)も三役として臨む。3年前は新入幕、昨年は千秋楽まで優勝争いに絡んだ場所。「年1回の場所に番付を上げて帰っていけるのは自信になる」と話し「まだ上はある。しっかり上を目指してやっていかなきゃいけない」と関脇、大関の座も視界に入る。

 2桁勝利を挙げれば、大関とりの起点となる。「もちろん、頭にはあるし、来場所、土台を作っていきたい」としつつ「口に出すのも大事だけど、重荷にしちゃいけない。のびのびとって今まで通り、いい相撲を心がけてというのが一番」と過度な意識は排除。あくまで自然体を貫いて、目標達成に向かう姿勢を示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス