岡沢セオン決勝進出「国内1番示す」 ボクシングのパリ五輪1次選考会
「ボクシング・パリ五輪代表1次選考会」(25日、神奈川県立スポーツセンター)
準決勝が行われた。男子71キロ級は、ウエルター級世界王者の岡沢セオン(27)=INSPA=が田中廉人(自衛隊)に判定5-0で勝利し、決勝に進出。世界選手権(5月、タシケント)代表にも決まった。同51キロ級はバンタム級世界王者の坪井智也(自衛隊)が準決勝を突破。女子54キロ級は、アジア選手権覇者の木下鈴花(日体大)が決勝に進んだ。
岡沢は余力を漂わせながら相手を退けた。足を使って距離を取り、的確に左カウンターを効かせて優勢勝利。「楽しかった。1回は力んで大ぶりになったが、2回からはコンパクトなパンチを意識した。フィジカル強化が生きた」とうなずいた。世界切符を獲得し、パリ五輪挑戦権が懸かる26日の決勝に向けても「国内で僕が1番だということを示せたら」と気合を入れた。