日本勢再びスーツ規定違反の悪夢 小林陵侑が2本目失格で30位 世界選手権・男子NH

 「ノルディックスキージャンプ・世界選手権」(25日、プラニツァ)

 ジャンプ男子個人ノーマルヒルが行われ、北京五輪金メダリストの小林陵侑(26)=土屋ホーム=が2回目のジャンプがスーツの規定違反で失格となり、30位に終わった。

 小林陵は1本目でK点をこえる97メートルを飛んで、首位と6・8ポイント差の15位につけた。逆転を狙った2本目は101・5メートルを飛んだが、その後、失格となった。

 昨年、北京五輪団体戦で高梨沙羅ら4カ国5人がスーツ規定違反で失格となり、ルール見直しの議論を呼んだが、今季も違反で失格となる選手は少なくなく、高梨は1月のW杯蔵王大会で失格に。小林陵も昨年11月のW杯ビスワ大会で失格となっている。

 男子ノーマルヒルはピオトル・ジワ(ポーランド)が97・5メートル、105メートルの261・8点で1回目13位から逆転で2連覇を果たした。中村直幹(フライングラボラトリー)は25位、二階堂蓮(日本ビール)は43位、小林潤志郎(雪印メグミルク)は47位だった。

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