ラグビー・リーグワン 埼玉に大敗も神戸・山中「次へ切り替えたい」 2度のシンビンが響く
「ラグビー・リーグワン、神戸10-48埼玉」(26日、神戸ユニバー記念競技場)
全勝の埼玉をホームで迎えた神戸。立ち上がりから積極的なアタックを仕掛けて、再三チャンスをつかんだが、なかなか得点に結び付けられない。しかも、前半26分に司令塔のSO李承信が負傷交代するアクシデント。急きょ、FBの山中をSOにポジションチェンジして対応した。
ようやく得点が生まれたのは、その直後の27分。スクラムから展開してロックのジェラードがトライ(ゴール成功)。さらに後半6分には山中がPGを決めて、10-10の同点に追いついた。だが、後半9分にジェラードが危険なプレーでシンビン(一時退場)となり数的不利の状況になると、埼玉のプレッシャーに耐えられなくなり次々にトライを許した。後半34分にはCTBマイケル・リトルが故意の反則でまたもシンビン。最後は38点差をつけられて完敗を喫した。
キャプテンのフランカー・橋本は「後半20分までは自分たちのやるべきことがやれたと思うが、最後は切れたような感じになってしまった」と無念の表情。山中も「後半20分までは、すごくいいラグビーができていた。それを80分できるかどうかが強いチームとの差だと思う」と振り返った。これで4勝5敗と再び黒星が先行。プレーオフ進出へ厳しい状況が続く。「次の東京BL戦(3月4日、秩父宮)が大事。まだプレーオフには全然行けると思っているし、いい準備をして、しっかり切り替えたい」と前向きに話した。