岡沢セオン 判定勝ちで代表権獲得 パリ五輪予選は「必ず金メダルで恩返しを」

 「ボクシング・パリ五輪代表1次選考会」(26日、神奈川県立スポーツセンター)

 プレーオフ決勝が行われ、男子71キロ級はウエルター級世界王者の岡沢セオン(27)=INSPA=が脇田夢叶(日体大)に判定5-0で勝ち、24年パリ五輪大陸予選を兼ねる杭州アジア大会(9月、中国)代表に決定した。同80キロ級は荒本一成(SEBE)が東京五輪代表の森脇唯人(自衛隊)を破り、51キロ級は坪井智也(自衛隊)が代表切符。女子は東京五輪代表の並木月海(自衛隊)が50キロ級を不戦勝で制し、54キロ級は木下鈴花(日体大)、66キロ級は鬼頭茉衣(カネヨシ)が制した。

 岡沢は着実にパリ五輪への挑戦権を獲得し「勝つことができて良かった。内容もしっかりと見せられた」と胸を張った。ただ、持ち味のフットワークを使ったアウトボクシングに加え、相手を仕留めるパンチも強化しているだけに「動いている中で強いパンチを打ちたい」と課題を強調。アジア大会に向けて「必ず金メダルを取って、いろんな人に恩返ししたい」と力を込めた。

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