高梨沙羅「治すことに注力」世界選手権・個人ラージヒル欠場 膝の負傷のため

 全日本スキー連盟は28日、ジャンプ女子の高梨沙羅(26)=クラレ=が負傷のため、スロベニアのプラニツァで開催されている世界選手権の個人ラージヒル(1日)を欠場すると発表した。病院で左脛骨(けいこつ)骨挫傷と診断され、膝の痛みや腫れ、内出血の症状もあるという。

 2月23日の個人ノーマルヒルに出場して20位だった高梨は翌24日の練習で転倒して病院に搬送された。25日の団体と26日の混合団体も欠場。今後のワールドカップ(W杯)は、回復状況を見て出場の可否を判断する。

 高梨は28日に自身のインスタグラムを更新。「左膝の感覚が戻るまでは、治すことに注力し、テレビの前で全力でチームの応援したいと思います」と心境をつづった。「第二のホームとも言える程の期間を過ごしているプラニツァでの世界選手権には特別な感情があり、最後まで諦めきれませんでした」と出場へ向けて葛藤があったことを吐露。「このようなご報告になってしまいましたこと、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。

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