14歳・島田麻央 今季世界最高得点で涙のV 浅田真央さんの日本女子最年少記録塗り替え「びっくりとうれしい」

女子で優勝した島田麻央(共同)
 日本勢史上最年少優勝を果たし、表彰台で笑顔を見せる島田麻央(中央)。右は3位の中井亜美(ISU提供・ゲッティ=共同)
 日本勢史上最年少優勝を果たした島田麻央(ISU提供・ゲッティ=共同)
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 「フィギュアスケート・世界ジュニア選手権」(3日、カルガリー)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位で今季のジュニアグランプリ(GP)ファイナル女王の島田麻央(14)=木下アカデミー=がフリー152・76点、合計224・54点で元世界女王の浅田真央さんの14歳5カ月を超える14歳4カ月で日本女子史上最年少優勝を果たした。フリーと合計の得点は共に自己ベストで、共に自身の持つ今季世界最高得点を塗り替えた。

 今季ジュニアデビューしたばかりの14歳が快挙だ。島田は同時成功すれば日本女子史上初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループに挑んで着氷したが、4回転トーループが回転不足となった。ただ、後のジャンプは全て決めると、両手でガッツポーズを作って喜びを爆発させた。

 島田は「浅田真央さんは名前の由来でもあるし、すごく憧れている選手。その選手と同じ位置に立てたことはすごくうれしいですし、自分にとっていろんなことがつまったメダルになったなと思います」と笑顔。日本女子史上最年少記録には「憧れの選手を超えられたことがびっくりとうれしいの両方です」と初々しく喜んだ。

 キスアンドクライでは得点を見て、涙を流した。「今まで(トリプルアクセルと4回転トーループが)両方決まらなかったり、1つだけ決まったり。練習でも思うように跳べなくて結構辛かった時もあったんですけど、今回跳べたのでそのうれしさです」と、振り返った。2位以下に20点以上差をつける圧勝だった。

 今後は「練習は続くと思うんですけど、どこかに行ったりリラックスをして過ごして、新しいプログラムとかを作っていくと思います」と見据えた。

 SP2位のシン・ジア(韓国)がフリー130・71点、フリー201・90点で2位。SP3位の中井亜美(TOKIOインカラミ)はフリー130・12点、合計197・40点で3位だった。

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