小林陵侑「やっと取れた」個人ラージヒル銀メダル 男子個人種目20年ぶり表彰台

 「ノルディックスキー・世界選手権」(3日、プラニツァ)

 ジャンプ男子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS138メートル)で小林陵侑(土屋ホーム)が銀メダルを獲得した。ジャンプ男子の日本勢が個人で表彰台に立つのは03年大会の2種目で3位となった葛西紀明(土屋ホーム)以来で20年ぶり。小林陵は1回目に135メートルを飛んで首位だったが、2回目は129・5メートルにとどまり、合計276・8点で2位となった。ティミ・ザイツ(スロベニア)が287・5点で初優勝した。

 何度も手を振って誇らしそうに歓声に応えた。過去に3度出場した世界選手権で、表彰台に立てたのは2019年ジャンプ男子団体3位の1度だけ。小林陵は個人ラージヒルでようやく個人種目のメダルを獲得。「やっと取れて良かった。めっちゃ安心した」と喜んだ。

 1回目の大飛躍でトップに立ったが、2回目は30人の中で不利な追い風を最も強く受けながら粘った。今季前半は30位以内に入れないこともあった。しかし不振をプラスに捉え、シーズンで最も大事な試合に合わせて気持ちを整えた。なかなか勝てなかったことも「ハングリーだった」と力に変えた。「まだ目標が消えなくて良かった」と充実感を漂わせていた。

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