瀬古利彦氏、大迫傑の国内復帰レースを称賛「さすが大迫くん」「次のレースはもっと走るのでは」

 「東京マラソン」(5日、東京都庁~東京駅前)

 男子は山下一貴(25)=三菱重工=が自己ベストで、日本歴代3位となる2時間5分51秒で日本人トップの7位に入った。前日本記録保持者の大迫傑(31)=ナイキ=は、6位入賞した21年東京五輪以来1年7カ月ぶりの国内マラソンで2時間6分13秒で9位。24年パリ五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権も獲得した。

 女子は東京五輪マラソン補欠の松田瑞生(27)=ダイハツ=が日本勢トップの2時間21分44秒で日本人トップの6位だった。レースを受け、日本陸連が記者会見を行った。

 瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダーは、男子のレースを「日本人の夢が2時間5分台。一応の成果はあったんではないかな」と評価。ただ、「外国人招待選手、1位から6位の集団、誰かあそこにいけないと、世界の壁は乗り越えていけないんじゃないかなと。次はあの集団の中に入れる力を、と思いました」と課題も見えたという。

 大迫は、瀬古氏にとって早大の後輩でもある。「日本の復帰レースで本人も緊張していたんだろうと。大迫くんらしい復活の走りをしてたんではないかなと思います。なかなか引退してから大変だったと思いますけど、さすが大迫くんでした。次のレースはもっと走るのではないかな」と期待を込めた。

 女子の松田については「周りがあまりにも日本記録とはやしたてて、固くなってしまったのかなと。それをはねかえすぐらいでいてほしかったんですけど、さすがにプレッシャーに負けてしまって。ゴールした後は泣いてましたけど。泣いている姿は結構見てて、笑顔の松田選手は次は見てみたい」と総括した。

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