花園 開幕10連敗 ディフェンスで痛いミス フィフィタ「1試合1試合集中」
「ラグビー・リーグワン、花園29-38相模原」(5日、花園ラグビー場)
花園は相模原に29-38で敗れ、開幕から10連敗となった。相模原は4勝1分け5敗。トヨタは東京SGを27-20で破り、4勝目(6敗)を挙げた。東京SGは初戦以来の黒星で8勝2敗。
日本選手権で過去3度優勝の近鉄を母体とする名門花園が、開幕から10連敗を喫した。1部に昇格して初年度同士の対決。前半34分、CTBからこの日WTBで出場した日本代表のシオサイア・フィフィタ(23)の今季初トライなどで一時は2点差に迫ったが、ディフェンスミスなどで突き放された。フィフィタは「諦めず、いつか勝てるんだという気持ちで頑張って次は勝ちたい」と10連敗に気持ちを奮い立たせた。
CTBステイリン・パトリック(30)からのキックを好捕し、体を回転させて相手の防御をかわすトライは「代表でWTBを経験させてもらい、チームのために教えてもらってきた」と説明。敗戦の中で、フィジカルに頼らない攻撃の新境地を開いた様子だ。
W杯は半年後。「いいタイミングで(チームでも)WTBをやらせてもらっている。1試合1試合集中していきたい」と大舞台も見据えていた。