フィギュアスケート女子で今季ＧＰファイナル女王の三原舞依（２３）＝シスメックス＝が６日、都内で行われた大学スポーツを表彰する「ＵＮＩＶＡＳ　ＡＷＡＲＤＳ」に出席し、優秀賞を受賞した。特別プレゼンターを務めた東京五輪柔道男子６６キロ級金メダルの阿部一二三（２５）から表彰されたが、「素晴らしい賞をいただけて感謝でいっぱい。阿部一二三さんだったり、テレビで見ていた方にお会いできて本当にうれしい」と声を弾ませた。

　阿部は同郷の神戸市出身のスター。三原は、２１年夏の東京五輪もテレビで観戦していたといい「元気と勇気をくださって、感動で一杯だった」と振り返った。今回が初対面で写真も撮ってもらったといい、「テレビでしか見たことがなかったので、同じ場にいることが信じられなくて。さっきお話しもして、すごく光栄です」と感激した様子だった。

　自身は、世界選手権（２２日開幕・さいたまスーパーアリーナ）を控えている。国内で開催される大一番に向けて「これからもっともっとトップアスリートになっていけるように努力していきたいと今日改めて強く思ったので、世界選手権では今シーズン最高の演技をしたい。感謝の思いも含めて、楽しんでスケートができたらいい」と決意を新たにした。