「競技続けて」選手ら発信 女子リーグがキャンペーン

 バスケットボール女子Wリーグ、サッカー女子WEリーグ、ハンドボール日本リーグの3団体が、高校卒業を機に競技をやめてしまう女子選手が多いことに問題意識を持ち、合同で「Keep Playing(競技を続けよう)」と呼びかけるキャンペーンを展開中だ。8日の「国際女性デー」に合わせて、試合日に同じメッセージ入りTシャツを着て入場したり、交流サイト(SNS)で連携したりと、垣根を越えて発信している。

 日本バスケットボール協会によると、2021年度の女子選手の登録者数は高校生世代が約5万3千人なのに対し、年齢層が上の「一般」の区分では約1万2千人と大幅に少なくなる。ハンドボールやサッカーでも、似た傾向があるという。

 高校卒業で競技と距離を置く選手が多いのは男子でも同様だが、「女子ならでは」の理由もあると指摘するのは現役の選手たちだ。

 バスケットボール東京羽田ヴィッキーズの水野菜穂選手(28)は「女性は結婚、出産がある。早めにスポーツをやめて、社会に出た方がいいと思う人が多いのでは」とみる。

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