ロシア除外の継続求める ウクライナ五輪委が声明

 【キーウ共同】ウクライナ・オリンピック委員会と同国の国内競技団体は9日、首都キーウ(キエフ)で会合を開き、国際オリンピック委員会(IOC)に、同国への侵攻が終わるまでロシアとベラルーシ両国の選手を国際大会から除外する勧告を継続するよう求める共同声明に署名した。

 IOCは昨年2月、ロシア勢らを国際大会から除外するよう主催者や競技団体に勧告したが、パリ五輪予選の本格化を前に「中立」などの条件付きで復帰を検討すると今年1月に方針転換した。

 声明はこうしたIOCの判断を「言語道断」と厳しく批判。「国際大会出場のためだけに中立の仮面をかぶり、大会後は仮面をはがす」と強調した。ウクライナ選手について250人以上が死亡し、存命選手も海外での訓練を余儀なくされているとの現状を訴えた。

 署名後、ウクライナ・オリンピック委員会のフトツァイト会長は「ロシア選手らが中立でも出場させないため努力する」と表明。パリ五輪ボイコットの可能性について「選手にとって大会は重要。ボイコットは最終手段だが、個人的にはボイコットする気持ちでいる」と述べた。

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