羽生結弦さん 故郷・宮城県で「皆様の希望に」祈りの舞い披露 3・11から明日で12年、アイスショー開催

 フィギュアスケート男子の2014年ソチ、18年平昌五輪金メダリストで、プロスケーターの羽生結弦さん(28)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata」が10日、生まれ故郷である宮城県のセキスイハイムスーパーアリーナで開幕した。

 東日本大震災発生から11日で12年。「notte stellata」はイタリア語で「満天の星」を意味している。羽生さん自身が被災した際、避難所でふと空を見上げると、停電の暗闇に広がっていた美しい満天の星に希望の光を感じたことから名付けられており、ショーの冒頭では「3月11日、僕は、満点の星空を見て、希望を感じました」とあいさつ。「今日という日が、この『notte stellata』という演目が、皆様の希望となるよう、心を込めて滑らせていただきます」などと話した。

 ショーのタイトルとのなったプログラム「ノッテ・ステラータ」や「春よ、来い」を情感たっぷりに演技。場内からはあふれんばかりの拍手が送られた。

 また第1部の最後には、体操男子個人総合12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪連覇の内村航平さんがスペシャルゲストで登場。共に黒とゴールドの衣装をまとい、冬と夏の王者が共演した。内村さんのあん馬の旋回に合わせて氷上の羽生さんがスピンを重ねる演出も披露。最後は羽生さんが左手、内村さんが右手で「1」を示した。

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