朝乃山が2連勝「まだ2日目ですよ、まだまだこれからです」幕内復帰へ 大相撲春場所
「大相撲春場所・2日目」(13日、エディオンアリーナ大阪)
東十両筆頭の朝乃山(29)=高砂=が千代の国を押し出し、初日から2連勝を決めた。
立ち合いから「頭に入ってなかった」という強烈なもろ手突きを食らって少しのけ反った体勢となったが、しっかりとした下半身で踏ん張り、そのまま力強く土俵の外へと押し出した。
「土俵の上に上がると自分は緊張しやすいと思う」。初日にあった緊張はまだ残っているという。「それでも体が動いていけるようにしていかないといけない」と振り返った。
初場所は14勝1敗で十両優勝を果たしたが、春場所の再入幕は見送られた。大関経験者として幕内復帰を目指す道中。「まだ2日目ですよ。まだまだこれからです」としっかり足元を見つめた。
上々の滑り出しにも「明日を迎えればまた初日のつもりで。一日一番自分の相撲を取っていきたいです」と表情を引き締めた。