羽生結弦さん これからも3・11に心寄せて 震災への思いは「前に進むための原動力」

 フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦さん(28)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦nottestellata」が12日まで宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで開催され、大盛況で幕を閉じた。11日は東日本大震災から12年の節目。プロスケーターとして迎えた初めての「3・11」で、演技を通して思いを届けた。

 被災当時はスケートを続けることに葛藤した。何もできない無力感も、金メダリストだからこその使命感も感じてきた。被災地との交流を続ける中で「僕は応援している立場じゃなく、応援されているんだ」と励まされたことも多かった。

 震災への思いは「前に進むための原動力」になっていると話していたことがある。「何ができるんだろう、何をしたらいいんだろう、何が自分の役割なんだろう」。被災地へ心を寄せて。羽生さんはこれからもきっと、問いかけ続ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス