日本バレーボール協会・川合俊一会長 31歳で死去の藤井直伸さん思い号泣「本当に悔しい」

 日本バレーボール協会の川合俊一会長(60)が16日、理事会後にオンラインで取材に応じた。東京五輪男子代表の藤井直伸さんが胃がんのため31歳の若さで10日に亡くなったことを受け「彼の名前を出しただけでも…。本当に悔しい」と号泣。追悼イベントは予定していないが「同僚や仲間が考えてくれていると思うので、話があれば全力で(協力する)。彼がバレー界に功績をもたらしてくれたと残るようなことができたら」と哀悼した。

 川合会長は、強豪校などの指導者による体罰や暴行が相次いでいることを受け「いまだにそんなことがあるのか。バレーはミスをするのが当たり前の競技。はらわたが煮えくりかえる」と怒りを込めた。今月中には体罰撲滅キャンペーンを発表する準備を進めていたという。今後、日本協会として問題のあった指導者から資格を剥奪できるようにするなどの腹案も明かしつつ「個人の意見ではなく色んな方の話を聞いてやっていく」と語った。

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