朝乃山が9勝目 優勝争いへ「星勘定は気にせず、楽しんで相撲を」 逸ノ城と1敗でトップ

 「大相撲春場所・10日目」(21日、エディオンアリーナ大阪)

 来場所での再入幕をほぼ確実にしている元大関の十両朝乃山(高砂)が、炎鵬(宮城野)を下して9勝目を挙げた。

 前ミツを取られて先手を許すも、慌てずに上から抑え込んで最後は力強く寄り倒し。「立ち合いで踏み込んでいないと思ったので相手をよく見ながら攻めた。前ミツを取られて相手の形にさせてしまったのが反省点。その後はしっかり落ち着いて足を運べた」とうなずいた。

 落合(宮城野)が2敗に後退し、優勝は1敗で逸ノ城(湊)との争いとなった。朝乃山「体は動いている。星勘定は気にせず残りも集中して、楽しんで相撲を取りたい」と力を込めた。

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