宇野昌磨 連覇へ不安隠せず「今年一ひどい」 ジャンプ乱調気味で嘆き口調
「フィギュアスケート・世界選手権」(22日開幕、さいたまスーパーアリーナ)
21日は同会場で公式練習が行われ、男子で日本勢初の連覇を狙う宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=は4回転4種を着氷したが、調子が安定せず「今年一ひどい」と苦い表情だった。
原因不明の不調に陥っている。ジャンプは乱調気味で、昼の練習ではフリーの曲かけでサルコーとトーループの4回転を着氷したが、ループとフリップの回転が抜けた。「先週ぐらいからあまりにもひどくなった」と嘆き口調だ。
ただ「焦っても仕方ない。どうすれば戻せるか模索したい」と冷静。夜の練習ではフリーの曲かけでジャンプを全て着氷し、解決の糸口が見え始めた。悩める世界王者は、復活の舞で連覇を狙う。