阿部一二三、WBC侍Jに感銘「すごく刺激」丸山城志郎も出場の5月世界選手権へ決意「もう1回勝ち切る」
柔道男子66キロ級で東京五輪金メダルの阿部一二三(25)=パーク24=が22日、都内で取材に応じた。直前に、野球WBC決勝で米国を撃破し優勝した日本代表に「すごいっすよね。(大会中)1回も負けてない。日本が盛り上がった」と刺激を受けた様子。「その反面、自分たちも負けていられない。柔道で日本を盛り上げられるように、阿部一二三、阿部詩、またきょうだいで世界選手権で優勝したい。すごく刺激は受けた」と力を込めた。
自身は、パリ五輪代表争いでも大一番となる5月の世界選手権(ドーハ)で、昨年に続いて19、21年世界王者の丸山城志郎(ミキハウス)と2人同時出場となる。
阿部が勝利した前回大会決勝以来、通算11度目の直接対決が実現する可能性もある中、「盛り上がりはしますよね。僕としては(2人の代表争いが)続いてほしくはないですけど…」と本音も吐露。それでも柔道界屈指のハイレベルなライバル同士だけに「盛り上がるのはいいこと。注目もされるし、そこで勝ってこそ強さが証明される」と正面から受け止め、「もう1回しっかり勝ち切る」と必勝を誓った。