SP首位で世界選手権連覇王手の坂本花織 豪快ジャンプのルーツは中学時代、コーチから「減速せず跳びなさい」

 坂本花織の演技(撮影・堀内翔)
 キスアンドクライで悔しそうな表情を見せる坂本花織(撮影・堀内翔)
 練習用のリンクで調整中に衣装を直してもらう坂本花織(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(22日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、北京五輪銅メダリストで日本勢初の大会連覇を狙う坂本花織(22)=シスメックス=は、今季世界最高得点79・24点をマークし、首位発進した。フリップ-トーループの連続ジャンプなど、飛距離のある豪快なジャンプで加点を得た。

 「今季の中で一番いい演技ができた」と手応えを口にした坂本だが、一方で「スピード感がなかった」と反省点も挙げた。「スピードを出して跳ぶのはリスクがある。安定して跳びたいと思えば思うほど、スピードを落とせば跳べてしまうが、それが今日はちょっと出てしまった。強気になれなかった」と振り返った。世界的に高い評価を得ている力強いジャンプだけに、自身に妥協はしない。

 記者会見では「小さい頃からジャンプが好きで、シニアに上がってからも自分はジャンプしか取りえがないと思っていた」と振り返った。ターニングポイントは中学時代。「ダイナミックなジャンプは、中学生の時にクラブの合宿で、先生に勢いよく滑ってそのまま減速せず跳びなさいと言われたのがきっかけだった」と坂本。「最初はすごく怖かったが、慣れてきて快感がすごくて、それを試合でやったらどうなるのかという好奇心から、こういうジャンプが生まれた」と自身のルーツを明かしていた。

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