「フィギュアスケート・世界選手権」（２３日、さいたまスーパーアリーナ）

　ペアの公式練習が行われ、前回大会銀メダルでショートプログラム（ＳＰ）首位の“りくりゅう”こと三浦璃来（２１）、木原龍一（３１）組（木下グループ）が、日本勢初優勝がかかる午後のフリーへ最終調整した。

　曲かけ練習では豪快なリフトを披露。３連続ジャンプを着氷するなど、順調な調整ぶりを見せた。観客からは温かい拍手が送られた。

　“りくりゅう”は今季、グランプリ（ＧＰ）シリーズを２戦連勝すると、ＧＰファイナルを日本勢で初制覇。四大陸選手権も日本勢で初優勝を果たした。同一年度で主要国際大会を全て制す“年間グランドスラム”に王手をかけている。ＳＰは今季世界最高で自己ベストの８０・７２点で首位発進。

　ペアフリーは１１時から行われ、“りくりゅう”は１４時３９分から登場する。