宇良が8勝目「最後の一番もしっかり頑張りたい」ご当地場所での幕内勝ち越しは6年ぶり

 東龍(左)を押し出す宇良(撮影・北村雅宏)
 東龍(右)を下した宇良
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 「大相撲春場所・14日目」(25日、エディオンアリーナ大阪)

 関学大出身の人気力士・宇良(30)=木瀬部屋=が東龍(玉ノ井部屋)を押し出しで破って勝ち越しを決めた。大阪府寝屋川市出身でご当地・春場所での幕内勝ち越しは、新入幕だった2017年以来で6年ぶりとなる。

 業師らしい考えた取り口だった。宇良は仕切り線からやや下がって立ち上がると、長身の東龍にまわしを許さないように距離をうまく取って勝機をうかがった。最後は相手が呼び込んだところに一気にふところに入って体が預けながら押し出した。「勝ち越しはうれしいです。(相撲内容については)よく分からないですけど、自分の中で一生懸命やっています」と、いつものポーカーフェースでリモート取材に応じた。

 今場所は3連勝スタートと会心の出だしだったが、そこからは一進一退の星勘定が続き、ギリギリの戦いが続いていた。それだけに地元での勝ち越しは格別の思いがあるはず。「最後の一番もしっかり頑張りたいと思います」と千秋楽の土俵でもファンを湧かせることを誓った。

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