樋口新葉、明大を卒業 金髪→赤色に再イメチェン「前よりシュッとした」来季復帰へ意欲「レベル戻したい」
フィギュアスケート女子で北京五輪団体銅メダルの樋口新葉(22)が26日、東京・日本武道館で行われた明大の卒業式に出席した。悲願だった五輪出場も果たした4年間を振り返り、「すごく早かった。練習の合間に学校、学校の合間に練習という感じで。(コロナ禍で)オンライン授業になったが、意外と大変なことが多かった。すごく頑張った4年間だった」と胸を張った。4月からはノエビア所属で競技を続ける。
卒業式には赤い着物に紺色の袴を合わせた姿で出席。「赤が好きなので、赤い振り袖に合うように紺色の袴を選んだ」と声を弾ませた。さらに、金髪にしてイメチェンしていたヘアカラーも落ち着いた赤のボルドーカラーに。「金だったけど、次どうしようかと思って、せっかく(一度)明るくしたから、それを生かせるような髪色にできたらいいなと思って赤にしました。前よりは(大人っぽく)シュッとしたかな」と笑顔で語った。
さいたまスーパーアリーナで開催された世界選手権では、坂本花織(シスメックス)が2連覇するなど日本勢が活躍。今季休養中の樋口も見ていたといい、「3人ともいい演技で終えられていた。やっぱりそこ(大舞台)のメンタルの強さがとても尊敬できる部分。(自分も)そのレベルまで戻せていけたらいいなと思いました」と復帰に向けて刺激を受けていた。
自身は右すねの疲労骨折が完治し、徐々に練習を再開している。来季に向けて「元の競技レベルに戻したいというのと、その先に全日本選手権とかGPシリーズとかがあると思うので、そこで結果を残していけるように1つ1つ小さいことを積み重ねて頑張りたい」と決意を込めた。