ロシア復帰、個人参加のみ 「Z」マークも除外、五輪は保留

 【ローザンヌ共同】IOCは28日、国際大会から除外が続くロシア、ベラルーシ両国選手の復帰に向けて、個人資格での「中立」選手に限定することなど諸条件を各競技の国際連盟に勧告した。理事会で決めたもので、団体競技での出場や軍、治安当局の所属選手は認めない。

 IOCのバッハ会長は記者会見で、来夏のパリ五輪や2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の出場可否については「勧告が完全に履行されているかを注視し、適当な時期に判断する」と保留したことを明らかにした。

 侵攻を支持するイベント参加やSNSなどでの発信、ロシア軍の象徴とされる「Z」マークの表示も除外対象となる。

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