女子マラソン松田瑞生が言及「もう少しで引退」理由は? 瀬古利彦氏の「40までいこう」には「却下です!」
日本陸連は29日、都内でジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズのシリーズ2の表彰式を行った。優勝した女子の松田瑞生(ダイハツ)と男子の其田健也(JR東日本)らが記者会見を行った。
松田は「昨年は2位だった。今回は優勝という結果で素直にうれしい」と笑顔。今後は世界選手権(8月・ブダペスト)に出場した後に、24年パリ五輪選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、10月)に出場する。ハードスケジュールとなるが、「トップレベルと戦う機会をもらえるのは大きな経験。その後のレースよりも、近くにあるレースで結果を残すことを考えた時に世界選手権で勝負したいと思った」と理由を説明した。
指導する山中美和子監督からは当初「MGC1本」と言われていたが、「もう少しで競技を引退するので、挑戦する姿を応援してくださる皆さんに見せたいのがあって、最後まで後悔なく(競技を)したい」という松田の意思を尊重する形になった。
引退時期が近いと考える理由は、「3人子どもを産みたいので、年齢的にもうすぐ終わりかな?みたいな」と説明。ただ、これを聞いた瀬古利彦氏から「40までいこう!」と提案が飛び、松田は笑いながら「却下です!」と話した。
MGCへは、「優勝してオリンピックの出場権を獲得できたら最高だと思います」と意気込んだ。