伊藤美誠 小学生相手に本気スマッシュ「ガチが欲しいだろうと思って…」熱烈オファー受け訪問 児童は感激

 訪問先の小学生相手に本気のサーブやスマッシュを体験してもらう伊藤美誠
 在校生からの熱烈なオファーを受け、三鷹市立第六小学校を訪問した伊藤美誠(前列中央)
 児童からの熱烈オファーを受け、三鷹市立第六小学校を訪問した伊藤美誠
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 卓球女子で東京五輪混合ダブルス金メダルの伊藤美誠(22)=スターツ=が29日、東京・三鷹市立第六小を訪問した。昨年、東京五輪での活躍を見た児童から「会いたいです」というオファーの手紙が届いたことがきっかけで快諾し、トークショーや卓球体験、さらに卓球台を寄贈するなど交流。参加した約100人の6年生は大感激した様子で、伊藤も「すごく元気をもらえた。やっと念願を実現できた」と声を弾ませた。

 卓球体験では、伊藤が小学生相手に本気のサーブやスマッシュを打ち込み、ほとんどラケットにさえ当てさせなかった。世界トップの打球速度と迫力で、体育館には悲鳴と感嘆と歓声が響き渡り、児童たちは「手も足も出ないよ」「すげー」と目を丸くしていた。

 参加した21人は卓球経験のない小学生だったが、ラリーではなく、金メダリストのサーブやスマッシュへの挑戦を希望した。伊藤もその熱意に応えた形でラケットを振り抜き、「今回の子たちはガチ(本気のプレー)が欲しいだろうなと思って」とニヤリ。通常の体験イベントなら緩い球でラリーすることの方が多いというものの、「私の試合で見て(オファーしてきて)いるので、本気の私を見てほしかった。自分も本気でやったし、思い出に残ってくれたらうれしい」と声を弾ませた。

 小学生との交流を通し「本当に元気をもらえた。うれしそうにしてくれて、その表情を見て自分がうれしくなった。(エネルギーが)満タンになった」と笑顔。自身は初参戦したTリーグのシーズンが終わったものの、来年1月までパリ五輪代表レースが続く。4月は国際大会のWTT、5月には世界選手権個人戦(ダーバン)とビッグマッチが続くが、「再出発の(意欲が湧いてくる)時間になった。(今後も)チャレンジになるが、パワーになる」と感謝を込めた。

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