復帰戦延期の山縣亮太 痛めた左足の内転筋は「力が入らない感じ」高野コーチ説明「大事をとった」

 陸上男子100メートルの日本記録保持者で2021年10月に右膝を手術した山縣亮太(30)=セイコー=のコーチを務める高野大樹氏が2日、国立競技場で報道陣の取材に応じ、山縣の現在の状態について説明した。

 山縣は同日の東京六大学対校大会(国立競技場)の200メートルで21年10月以来の実戦復帰を予定していたが、左足の内転筋をつったことで1日に欠場を発表。高野コーチは3日前の練習中に足をつっていたことを明かし、「大事をとった」と説明した。

 山縣が訴えたのは違和感で「力が入らない感じ」と話していたという。「最後の最後まで本人も出たい雰囲気を出していた。久々の試合に気持ちも高まっているのかな」と高野コーチ。ギリギリまで出場を悩んだが、気象条件なども鑑みて欠場に至ったという。

 ただ、高野コーチは「内転筋は速度を出すと負担がかかる。良い傾向かなと思っています」と悲観していない。今後は地元の広島で開催される織田記念国際(4月29日)で100メートルで復帰予定。木南道孝記念(5月6~7日、大阪)も予定しているという。「100も200もより好みせずにチャレンジできたら」と高野コーチは今季のプランを見据えた。

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