レスリング116連勝中の藤波朱理、異例の3カ月連続国際大会へ決意「全てはパリに向けて」五輪代表へ試金石

 日体大で新入生歓迎のあいさつを行った藤波朱理
 日体大で新入生歓迎のあいさつを行った藤波朱理
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 レスリング女子53キロ級で21年世界女王の藤波朱理(19)=日体大=が3日、東京・世田谷区で行われた日体大の入学式で在校生代表として出席した。新入生歓迎のあいさつを行い、けがによる挫折やパリ五輪代表争いのスタートを経験した1年間を振り返り、「(入学して)1年とは思えないほど密度の高い時間を過ごした」と語った。

 自身は24年パリ五輪に向けて、昨年12月の全日本選手権を制して代表争いを先行。6月の明治杯全日本選抜選手権も優勝すれば五輪切符に大きく近づくが、東京五輪金メダルの志土地真優(ジェイテクト)らも背水の覚悟で臨んでくるだけに、「パリに行くのは絶対に自分。強い気持ちを持って臨む」と決意を込めた。

 6日にはアジア選手権(9日開幕・カザフスタン)に出発する。2月のクロアチア、3月のブルガリアに続いて、異例の3カ月連続の国際大会出場というハードスケジュールだが、「海外で経験を積みたいのも(目的の)1つ。やっぱり53キロ級は自分の階級だと世界に知ってもらいたい。全てはパリに向けて(の準備)」と強調。公式戦では現在116連勝中。「今までやってきた技を色々試してみて、そこから課題が生まれてくる。優勝はもちろんだが、次につながる試合をしたい」とテーマを明確にした。

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