元関脇黒姫山の孫・藤原 吹奏楽部から転身で角界へ 本格的な相撲経験なし

 新弟子検査を受検した藤原は、ガッツポーズで意気込む
 新弟子検査で身長を測る藤原海斗(日本相撲協会提供)
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 新型コロナウイルス感染対策のため延期されていた大相撲春場所の新弟子検査が4日、東京・両国国技館で行われ、元関脇黒姫山の孫、藤原海斗(15)=時津風=ら受検した33人全員が身長167センチ、体重67キロ以上(中学卒業見込み者は165センチ、65キロ以上)の体格基準をパスした。内臓検査の結果を経て合格すれば、夏場所(5月14日初日、両国国技館)の番付に載り、序ノ口で初土俵を踏む。

 183センチ、151キロの藤原は本格的な相撲経験はなく、両国中では吹奏楽部でチューバを担当。それでも、2019年に死去した祖父から生前かけられていた「入るなら中学卒業で入った方がいい」という言葉に背中を押され「楽な世界ではないけど、入って頑張ってみようと思った」と入門を決意した。

 祖父は強烈なぶちかましを武器に“デゴイチ”の異名をとった名力士。幕下田中山(境川)も孫で、藤原にとってはいとこにあたる。「祖父の存在はあるけど気負わないように、自分の道でやっていければ」。足元をみつめて一歩一歩、出世を目指す。

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