〝元野球少年〟ジャンパー小林陵侑 WBC世界一に刺激 「ジャンプを身近に」

 ノルディックスキー・ジャンプ男子で22年北京五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(26)が4日、シーズンを終えて羽田空港に帰国した。3日には8年在籍した土屋ホームを退社し、プロ転向を発表。『チームROY』として独立し、競技普及イベントなどアイデアも練っており「(ジャンプ界の)底上げを目指す。ジャンプをもっと身近に感じてもらう活動をしたい。みんなが楽しいと思える、夢を感じられる世界にしていきたい」と語った。

 プロジャンパーとして競技人口増加も大きな課題だ。元野球少年の小林は、侍ジャパンが優勝したWBCを欧州から映像でチェックしていたという。大リーグでも活躍する大谷翔平に憧れて野球を始める子供も多い中、「野球より始めるハードルが高いが、僕らが(ジャンプの)楽しさを見せていけたら」。競技への入り口を増やすためにも、規格外の“ビッグフライ”を量産する。

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