リーグワン神戸・李承信、眼窩底骨折で手術を受けていた、7日に5節ぶり復帰へ

 故障から1カ月半ぶりに復帰するリーグワン神戸・李承信
 入念にキックを確認するリーグワン神戸・李承信
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 リーグワン神戸は5日、神戸市の灘浜グラウンドで練習を公開した。第14節の7日・東京SG戦(秩父宮)の先発が発表され、日本代表SO李承信(22)が約1カ月半ぶりに試合に復帰することになった。第9節の埼玉戦(2月26日)で負傷交代し、欠場が続いていた李は「右眼窩(がんか)底骨折」で手術を受けたことを明かした。

 回復まで5、6週間を要し、この日、初めてフルコンタクトでの練習を再開。入念にプレースキックの確認も行った。負傷直後は「味わったことのない痛みや(物が)二重に見える不安があった」と言うが、負傷から3日後に手術を受け「徐々に良くなって今は問題はない。骨もひっついている」と復帰に至った。

 欠場中にチームは9位まで下降し、2部との入れ替え戦に回る10位と1勝(勝ち点4)差と苦しい状況だ。「自分が情けない。リーダーとしての役割を果たせていない」と悔しさをにじませる李は「今までチームに負担をかけたので自分のパフォーマンスで還元したい。ケガをした中で、外からしか見られないスペースも見えた」と学びにつなげた。

 また、日本代表としても同様だ。「経験やアピールの場が自分には必要だったので悔しい気持ちでいっぱい」とした上で「落ち着いてラグビーを客観的に見られた。体のコンディションもいい」と、フル稼働した昨年からの疲労回復にあてた。

 今季は残り3試合。「入れ替え戦に行く行かないかより、1試合1試合勝つことが大事。残り3試合で神戸がどれだけ強いところを見せられるか、すべて勝ちにいきたい」と抑え込んできた闘志をぶつけるつもりだ。

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