馬淵優佳 1位も参考得点には届かず 水泳界初の世界選手権夫婦同時出場へ可能性残す
「飛び込み・翼ジャパン・カップ」(7日、東京アクアティクスセンター)
女子3メートルシンクロ板飛び込みが公開競技として行われ、馬淵優佳(28)=ミキハウス、榎本遼香(26)=栃木トヨタ=組が265・50点で1位となった。世界選手権(7月、福岡)派遣参考得点(277点)には届かなかったが最上位となり、代表入りの可能性は残した。
わずかな入水の乱れが響いた。馬淵、榎本組は序盤から着実に点数を重ねたが、難易度の高い後半3本技でわずかに水しぶきをあげ、11・5点参考得点に届かず。馬淵は「(参考得点に)届かなくて悔しい。緊張で体が硬くなって、小さい演技になってしまった。反省して次に生かしたい」と唇をかんだ。
ただ、全競技終了後に開かれる選考委員会は、点数と順位を含めて総合的に判断されるため、代表入りの可能性は残る。出場になれば11年以来12年ぶりの世界選手権切符で、さらに夫で競泳の瀬戸大也も代表を決めているため、水泳界初の夫婦同時出場となる。馬淵は「頂いた点数は自分への評価。得点を受け止めて課題を直していきたい」と先を見据えた。