飛び込み 馬淵は3位で個人代表入り逃す 東京五輪代表・三上は圧巻Vで世界選手権内定

 女子3m板飛び込みで優勝した三上紗也可(中央)と準優勝の榎本遼香(左)、3位の馬淵優佳(撮影・佐々木彰尚)
 女子3m板飛び込みで3位の馬淵優佳(撮影・佐々木彰尚)
 客席で観戦する瀬戸大也(撮影・佐々木彰尚)
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 「飛び込み・翼ジャパン・カップ」(8日、東京アクアティクスセンター)

 女子3メートル板飛び込み決勝が行われ、世界選手権銀メダルの三上紗也可(日体大)が364・45点で優勝を果たした。昨シーズンの成績で優先的な国際大会への派遣がすでに決まっており、派遣参考得点(284点)も突破したことで、世界選手権(7月、福岡)代表を確実にした。303・45点で2位となった榎本遼香(栃木トヨタ)も派遣参考得点を突破して世界切符が有力。馬淵優佳(ミキハウス)は265・95で3位となり、個人種目での代表入りを逃した。

 成長を示した演技だった。馬淵は24年パリ五輪出場を見据え、復帰後から難易度を挙げた2本目の5152B(前宙返り2回転半1回ひねり)で57点をマークすると、4本目の305B(前逆宙返り2回転半えび型)でも52・50点を記録。世界選手権の個人種目代表入りは逃したが、表彰台では笑顔を見せた。

 予選は262・90点と伸び悩んだ三上は、驚異的な修正力で頂点をつかんだ。1本目の405B(後ろ踏み切り前宙返り)で67・50点をマークすると、圧巻だったのは4本目。世界で三上だけが使用している超大技5154B(前宙返り2回転半2回ひねりえび型)で水しぶきのあげないノースプラッシュを決め、この日最高得点となる81・60点。1位を一度も譲ることなく、他を圧倒した。

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