馬淵優佳、3位で個人代表逃すも感謝「家族の力ってすごい」 娘の笑顔をパワーに演技

 表彰式で笑顔を見せる3位の馬淵優佳
 客席で観戦する瀬戸大也(撮影・佐々木彰尚)
 予選を6位で通過した馬淵優佳(撮影・佐々木彰尚)
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 「飛び込み・翼ジャパン・カップ」(8日、東京アクアティクスセンター)

 世界選手権(7月、福岡)の代表選考を兼ねて女子3メートル板飛び込み決勝が行われ、予選6位の馬淵優佳(28)=ミキハウス=が265・95点で3位に入った。個人種目での代表入りは逃した。

 馬淵は演技を無難にまとめて3位。「予選であまりうまく力を出せなくて守りに入った演技になってしまった」と苦笑いしたが、「決勝は今大会の中ではいい演技ができた」とうなずいた。

 今大会、馬淵は榎本遼香(26)=栃木トヨタ=と組んだ女子3メートルシンクロ板飛び込みで優勝。世界選手権(7月、福岡)派遣参考得点(277点)には届かなかったが最上位となり、同種目での代表入りの可能性を残している。代表入りとなれば2011年以来12年ぶりの世界選手権出場。夫で競泳の瀬戸大也(CHARIS&Co.)も内定を決めており、夫婦同時世界選手権出場となる。

 試合後は「競技をできているのは家族や周りのサポートしてくださる方々のおかげ」と感謝も語った。「試合前に娘たちを見ると、すごくリラックスというか、満面の笑みでパワーにすごくなりますし、緊張がほぐれた。家族の力ってすごいなと思います」としみじみと振り返った。

 今後へは「持ち味はノースプラッシュだったんですけど、まだまだ足りないものもある。今後はノースプラッシュだけに限らずに、空中の美しさを見せる演技をしたい」と目標を掲げた。

 予選2位の三上紗也可(22)=日体大=が364・45点で優勝。予選1位の榎本は303・45点で2位だった。

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