坂本花織「体はしんどい、回復が遅くなってきた」9日に23歳誕生日「けがなく病気なく元気にいけたら」
「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(13日開幕、東京体育館)
12日は公式練習が行われ、日本代表の主将で、世界女王の坂本花織(23)=シスメックス=が氷の感触を確かめた。
世界女王が順調調整した。坂本は午前の公式練習ではSP曲をかけ、ジャンプを全て着氷。午後の公式練習ではフリー曲をかけ、3回転サルコーを着氷するなど、キレキレに舞った。
坂本は「スケートの調子はいい感じ。(連覇を果たした3月の)世界選手権が終わってから、ストレスから解放されて体が楽になった」と笑顔。ただ、「体はしんどいです。寝ても寝ても疲労回復できないレベルでしんどいです」とも明かした。9日に23歳になったばかりで、「回復が遅くなってきたかな。心がしんどい」と豪快に笑った。
誕生日当日はアイスショーに出演しており、MCが観客を巻き込んで盛大に祝ってくれたという。「人生で初めてあんなに派手に祝ってもらえてすごくうれしかった」とにっこり。23歳の抱負は「けがなく病気なく元気にいけたら」。まずはシーズンの締めくくりとなる世界国別対抗戦へ、「(今季は)ショートとフリーの両方パーフェクトがあまりできていない。これが最後なので思い切りはじけていけたら」と意気込んだ。