「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」（１３日開幕、東京体育館）

　１２日は公式練習が行われ、男子の佐藤駿（１９）＝明大＝が氷の感触を確かめた。

　佐藤はけがで欠場した宇野昌磨（トヨタ自動車）に代わって出場が決定。知らせが届いたのは「先週」で、来季に向けた練習をしていた所だった。「ジャンプの練習をしていなかったので、聞いた時は『まじか』ってなって、その日のご飯は喉を通らなかった」。驚きながらも、急ピッチで調整。「ギリギリ間に合った感じ」とうなずいた。

　午後の公式練習では、ショートプログラム（ＳＰ）の曲かけ練習で冒頭の大技・４回転ルッツを着氷。「手応えは悪くない。いいとまでは言えないけど、やるしかない」と、攻めの姿勢で挑む。

　世界国別対抗戦は世界ランキング上位６カ国・地域で争われる。男子ショートプログラム（ＳＰ）は１３日に行われる。