柔道・斉藤立“キレキレボディー”で悲願の世界一だ「このままいけば勝てる」

 柔道男子100キロ超級の斉藤立(21)=国士舘大=が13日、都内の国士舘大で行われた男子代表合宿で取材に応じた。1カ月後に迫った世界選手権(5月7日開幕、ドーハ)に向けて「何が何でも勝つという気持ちで、練習していることや実力を全て出して優勝したい」と決意を込めた。

 “キレキレボディー”で悲願の世界一を狙う。規格外の巨体とキレ味ある技が武器だが、昨年末のマスターズ大会では優勝したものの、体重175キロで立ち技の破壊力は鳴りをひそめた。膝や腰の慢性的な痛みに悩まされているだけに体重は死活問題だが、食事などを見直し167キロまで自然に落ちているという。体のキレにも手応えを示し「このままいけば勝てる。165キロまでは頑張って落としたい」とうなずいた。

 今月、国士舘大での合宿では、出稽古で訪れていた五輪2連覇のテディ・リネール(フランス)との乱取り練習も実現。未対戦だが「力の差がすごくあるとか(勝つのは)無理やというのはなかった」と大物食いへの勝機を見いだしていた。

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