競泳・鈴木聡美 決勝進出狙う 地元大会の代表選出に感謝 32歳で自己ベスト「自信に」
競泳の世界選手権(7月、福岡)に向けた日本代表合宿が13日、都内で行われ、12年ロンドン五輪の女子で三つのメダルを獲得した鈴木聡美(32)=ミキハウス=が取材に応じた。代表選考会の日本選手権では50メートル、100メートル平泳ぎに出場。両種目とも派遣標準記録に0秒09届かなかったが、自己ベストを更新した同50メートルの優勝によりメンバー入りを果たした。「うれしい気持ちでいっぱい。選んでいただいて感謝しかない」と声を弾ませた。
福岡出身で、地元開催の世界選手権出場に家族、友人からは数え切れないほどのお祝いメッセージが届いた。「全部返事をしていたら充電が切れた」というほど膨大な量。「期待に応えるためにも頑張らないと。この合宿でコーチ陣にもらったアドバイスを早く積み重ねたい。やる気に満ちあふれている」と胸を躍らせていた。
今後は拠点の山梨で練習を重ね、大一番に向かう。「32歳でも自己ベストが出せると自信になった。29秒台を出して決勝進出を狙いたい」。ロンドンで活躍したヒロインが今夏、地元で躍動する。